- 標の杉
- しるしのすぎ【標の杉】(1)〔「我が庵(イオ)は三輪の山もと恋しくはとぶらひ来ませ杉立てる門/古今(雑下)」による〕三輪の山のふもとにあって目じるしとなる杉。 杉の標。
「三輪山の~も枯れはててなき世に我ぞ来て尋ねつる/元真集」
(2)伏見稲荷にある杉。 枝を折って持ち帰り, 長く枯れなければ幸運を授かるとする風習があった。(3)酒屋の軒に看板がわりに掛けてある杉の葉。 酒林(サカバヤシ)。「初午や~を神垣にまがへて折れるさかきげんかな/徳和歌後万載集」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.